活動趣旨

伸線加工を取り巻く技術全般(材料、加工プロセス、潤滑、伸線機械)を対象として、研究集会の定期開催(年2回程度)のほか、特定テーマ研究班活動、伸線加工関連の塑性加工懇談会・講習会等の企画・開催を行っています。

研究集会では、伸線に関する技術開発の講演のほか、最新の国内外文献調査および外国文献の抄訳、国内外の展示会などの報告等、7~10件の講演があり、毎回80名前後の多数の方が参加しています。

2025年には、第268回塑性加工技術セミナー「伸線・伸管(引抜き)加工の基礎技術」を開催し、約100名の参加者があり、基礎・開発・実用事例について盛んな検討が行われました。

すそ野の広い伸線加工技術に携わる方々に、幅広く技術・情報の交換の場を提供することを目指しております。

お知らせ

●直近の活動
 第94回 伸線技術分科会 研究集会
日時:2026年3月9日(月)
場所:日本製鉄㈱ 東京本社

入会のご案内

●分科会委員資格
企業委員(企業の方):所属会社が日本塑性加工学会の賛助会員
個人委員(大学・公設機関の方):日本塑性加工学会の正会員
であり、伸線に関する学識経験を有し、分科会活動にご協力いただける方。

●分科会会費
企業委員・個人委員共に、当分科会としての入会金ならびに年会費はなし。

●会員特典
研究集会への参加

企業委員:
参加費4,000円(資料代を含みます)。
企業委員の所属する会社の方は、委員でなくてもどなたでも参加できます。

個人委員:
参加費4,000円(資料代含みます)。
学生は参加費無料です。

●入会申込の問い合わせについて
伸線技術分科会入会をご希望の方は、下記の連絡先(分科会事務局)に御連絡下さい。

連絡先

〒657-0863 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2                    株式会社神戸製鋼所                                 鉄鋼アルミ事業部門 技術開発センター                   線材条鋼開発部 線材条鋼開発室
増田 智一 (分科会主査直属幹事)
電話:078-882-8068
E-Mail:masuda.tomokazu@kobelco.com

活動報告

(開催済み)第94回伸線技術分科会 研究集会
日時:2026年3 月9 日 (月) 13:00~17:20
場所: 日本製鉄㈱東京本社(東京都千代田区丸の内2丁目6番1号

●プログラム

 (1) 【基調講演】スケールの基礎
 鋼材の熱間圧延や熱処理時に生成するスケールの特性を説明する.スケールの成長速度則やスケールの構造,さらには熱間圧延時に考慮すべきスケールの密着・剥離性や変形挙動を最近の研究内容も含めて解説する.
金沢工業大学

教授 近藤 泰光 様

 (2) 【テーマ1】高耐久アルミ合金線EFDURAL®の細径伸線技術

当社はアルミ導体の適用拡大に向け,細径かつ高強度の高耐久アルミ合金線EFDURAL®を開発した.φ80μmへの伸線工程では線材端部の穴形状欠陥が破断原因であり,引抜力に及ぼす減面率,摩擦係数,ダイス半角の影響を,計算と実験から調査した.

古河電気工業㈱

○長 泰亨 様 ★
今井 香歩 様
荒木 章好 様

 (3) 【招待講演】 欧米デスケーリング関連技術・設備の最新動向

欧米でのメカニカルディスケーリング事情について,最新の技術や設備,導入事例を用いながら紹介する.あわせて,なぜメカニカルディスケーラの採用が進んでいるのか,その背景にも触れる.

東邦インターナショナル㈱

土田 洋平 様

 (4) 【テーマ2】 インライン熱処理線材を用いた機械的デスケーリングによる高強度鋼線の開発

線材表面には薄い酸化皮膜が付着しており,伸線加工前にその除去を行うことが必要である.特に,線材圧延後,直接溶融塩浸漬型熱処理を施した線材には,界面に薄いフィルム状のマグネタイト(ブルースケール)が生成しており,従来,酸洗処理が必要であった.今回ブルースケールの除去にショットブラストを適用して高強度鋼線を製造し,生産工程の大幅な短縮を図るとともに、廃液処理設備投資負荷軽減を実現することができた.

日鉄SGワイヤ㈱

○川名 章文 様
横松 英賢 様

 (5) 【テーマ3】 塩害地域における亜鉛系合金めっき線より線の耐食性評価

配電線の支線などに用いられる亜鉛めっき鋼より線の経年腐食の抑制を目的に,亜鉛系合金めっき鋼より線を開発している.今回,塩害地域暴露試験サンプルを用いた耐食性に関する調査結果について報告する.

日本製鉄㈱
○手島 俊彦 様

ジェイ-ワイテックス㈱
村岡 良馬 様, 山本 雅紀 様
遠藤 真之 様, 上田 芳史 様

 (6) 【文献紹介】 2025年上半期 (伸線、引抜管に関して)

伸線技術(引抜管を含む)について,2025年上半期(2025年1月~6月)に発表された論文報告に関して,注目文献の紹介や,この分野の研究動向の現状と将来について述べる.

関西大学

教授 齋藤 賢一 様

懇親会

メンバー

●会員構成(2025年1月13日現在)

106名

引抜きを取り巻く各分野からの多彩な委員構成となっています。

企業委員(鋼線、鉄鋼、機械、潤滑、棒鋼加工他、非鉄、管)
大学関係

●運営体制(2026年4月1日現在) ※敬称略

主査 新堂 陽介 (株)神戸製鋼所
主査直属幹事 増田 智一 (株)神戸製鋼所
運営委員 齋藤 賢一 関西大学
運営委員 前田 和樹 共栄社化学(株)
運営委員 中野 元裕 神鋼鋼線工業(株)
運営委員 山本 賢治 神鋼鋼線工業(株)
運営委員 中島 孝一 JFEスチール(株)
運営委員 中澤 淳 JFEテクノワイヤ(株)
運営委員 田中 圭介 JFEテクノワイヤ(株)
運営委員 小美浪 真仁 日本製鉄(株)
運営委員 手島 俊彦 日本製鉄(株)
運営委員 川名 章文 日鉄SGワイヤ㈱
運営委員 久保木 孝 電気通信大学
運営委員 梶川 翔平 電気通信大学
運営委員 吉田 一也 東海大学
運営委員 窪田 紘明 東海大学
運営委員 石本 和弘 東京製綱㈱
運営委員 高澤 司 古河電気工業(株)
運営委員 権藤 詩織 早稲田大学
運営委員 浅川 基男 早稲田大学
運営委員 梶野 智史 産業技術総合研究所
運営委員 上路 林太郎 物質・材料研究機構
運営委員 岸本 拓磨 名古屋工業大学